フルート講師の栁沼拓朗です。
今日は指導校でアンサンブルの練習でした。
12月はアンサンブルコンテストがあり、各学校の吹奏楽部員たちは”アンコン”に向けて取り組んでいることと思います。
私が普段指導している学校でも1チームがアンコンに出場します。

アンサンブルは、8人以下の少人数で演奏します。
吹奏楽とは違って、1パート1人で演奏するという決まりがあります。
指揮者もいません。

ひとりひとりの音がしっかりと聞こえるし、役割も大きいです。
しかしその分、自分のやりたい音楽を表現しやすいと思います。

アンサンブルといっても様々な編成があり、それぞれの楽しさと難しさがあります。
今回取り組んでいるのはアルトサックス、トランペット、クラリネット、ユーフォニアムの金管木管混合の四重奏です。
木管金管の混成となり、それぞれの楽器の特性も様々で、なかなか一曲としてまとめるのは簡単ではありません。
でもそれはそれで「ミニミニ吹奏楽」みたいな感じで楽しくもあります。

一昔前は同属の楽器でもアンサンブル(フルート〇重奏、クラリネット〇重奏、金管〇重奏など)が多かったように思いますが、部員減少によりなかなか組めなくなってきました。
最近では混成でのアンサンブルに対応した楽譜も多く出版され、各学校の編成に合わせて曲に取り組むことができます。

今ある環境で音楽を楽しんで、そして学んでいければ良いな、と思います。