湖月音楽教室のリコーダーレッスンではギースベルトの「アルト・リコーダー教本」を使用しています。

この教本にはリコーダーを吹くのに必要な練習が易しいものから難しいものまで順序良く掲載されています。
またそれぞれの練習にはテーマがあります。
タンギングの練習、指の練習、息の練習、それらが細かく課題が設定されています。

練習1ではミとレ、練習2では新たにドの音、というように使う音が増えていきます。
少し進んで練習26ではファからシへの跳躍進行が課題です。
跳躍進行では指を同時に動かす本数が多くなります。
ファ→シでは4本の指を同時に押さえます。
それと同時に、息をファに合う息からシに合う息へと即座にコントロールしなければなりません。

レッスンではまず指だけの動きを確認します。
よくあるのがある一つの指だけ遅れてしまう、という現象です。
特に薬指や(今回の運指では動きませんが)小指がなかなか思うように動いてくれません。
他の指と連動して一緒に動くことを感覚として掴むようにします。

次に息遣いです。
ファとシでは同じように思えて実は異なる息遣いとなります。
シのほうが少し優しく吹くイメージです。

もっと音へこだわっていくと口の中の形や、舌の形も考えていきます。
例えば「フー」と発音するように吹くのと「トー」と発音するのとでは口の中がかなり変わってきます。
自分の出したい音と吹き方が一致しているか、ひとつひとつ確認していきます。

ギースベルトをはじめとして教本は独習でも上達できます。
しかし、レッスンでは自分だけでは気づけないことや実際に舞台や人の前で演奏するために必要な技術や知識などを学び、教本をより深く理解することができます。
興味のある方はどうぞ無料体験レッスンをお試しください。